それでも風俗に通っている

コロナ禍でも、射精障害になっても、風俗に通い続ける男の記録です。

もう一度あなたを抱き締めたい できるだけそっと

風俗を利用する際に皆様は本指名をしていますか?
それとも毎回違う嬢をネット指名?
もしくはフリーでおまかせ?
そもそも遊ぶお店も毎回変えている人もいるのでは?

 

ところで、4月になりましたね。
春って感じがしてきましたよね。

 

僕は春は好きなほうですね。

 

新しい出会いのイメージのほうが強いので。

半面、別れのイメージもありますよね。

 

卒業、入学。別れ、出会い。

我々は様々な場所、場面で他者と触れ合い、またそれぞれの道をたどっていきます。

 

一期一会。

 

一生に一度の出会いもありますよね。

風俗は一期一会だなとよく感じます。

冒頭のどの指名方法でも「」がある保証はありません。

様々な理由で会えないことが多々あります。


先日、早めに仕事が終わり、時間も空いていたのでいつもの風俗街を散歩していました。

 

いや、それは建前であり、仕事が終わったタイミングでオキニさんの出勤情報を見ると「完売」の文字があったのです。

 

第2候補、第3候補、次々とチェックをしては画面に表示される「完売」の文字。
時刻は午後1時。

 

まぁ、人気の子たちだ。切り替えていこう。
そう思い気になっていた嬢のページを見ていく。

 

が、「完売」「次回19時から
そうか、今日は日曜日だった。みんな風俗に行くのか。

 

こうなったら現地調査だ。言い換えれば散歩だ。風俗散歩。

 

気になる店に入り、写真を見せてもらう。
「この子は?」
16時なら・・・
「・・・また来ます。」
次だ、次だ。

 

「この子は?」
あ、すみません。先ほど帰ってしまって。
「なに?それなら掲示は取っておいてくださいよ。」
次、次。

 

「この子は?」
この子はおススメですよ。大ベテランでして
「ベテラン?20歳が?」
・・・。
「また来ます。」
つ、次。

 

「この子は?」
ハンターランクを上げに

 

「この子は?」
なんでも8人目の仲間だとかで

 

なんだこの町は。

 

だれもいないじゃないか。
いかれてやがる。


なにが蔓延防止だ。ま〇こ停止じゃねえか。

 

気付けば長い長い風俗ロードの端まで歩いていた。

 

カントリーロード この道 ずっといけば なんたらかんたら。

 

(帰ろう。今日は縁がなかったんだ。)

 

水泳であれば褒められるであろうきれいなターンを決めた僕は来た道を歩き始めるのであった。

 

すると一軒のお店が目にとまった。

 

「あれ、こんなところにお店あったっけ」
まるでファンタジー映画の導入である。

 

そっと、扉を開ける。

 

誰もいない。

 

店員もいない。

 

ん、営業してないのか?

 

おそるおそる受付らしきところまで歩く。

 

やはりいない。

 

なんだ。これがファンタジー映画なら謎の半妖のような人物が現れて異界へ招待されるんだが。

 

 

いらっしゃいませ!

 

とつぜん脇のカーテンから男が飛び出してきた。
みたところ普通の男性である。

 

ようこそいらっしゃいました!どうぞどうぞ!ご説明しますのでこちらへ!
とてもあかるく、マスク越しでもわかる満面の笑顔。
どうやら店員らしい。

 

お客様ちょうどよかった!今姉妹店から人気の若い子が来てるんですよ!
魔導書のようにタブレットケースをあけ、煌々と光る画面を見せてくる。

 

なんて見事な写真加工技術だ。
レタッチの技術がすごい。プロにやってもらっているな?

 

素人感抜群!しかも美人!僕が自信をもってお勧めします!」キラーン

 

いや、あなたとはあったばかりだし、そんな熱量で言われてもな。。。

まぁ、時間のわりに安めだし、まぁいいかと承諾。

 

2万ちょいで70分。安すぎる。

ふう、と一息つき掲示物を眺める。

 

姉妹店〇〇も好評営業中!!

 

ん?この〇〇ってお店。。。

めちゃくちゃ地雷店じゃねーか!!!!

 

部屋も嬢もベッドもなにもかも異臭がする最悪空間!!
泣きながら帰った最恐の店が姉妹店だと!?!?!?!?

 

しかし時すでに遅し。

 

ニコニコフェイスの店員が「準備ができました」とほほ笑んでいる。

また臭かったらどうしよう。やばいやつがでてきたらどうしよう
そう思いながら階段を登っていく。

 

こんにちは!

あれ?!

 

はじめまして!

AV女優の湊莉久さんに似た感じの女性がそこに立っていた。

 

ええええええええええええええええええええええ

めっちゃかわいいやんんんんんんんんんんんんん

 

部屋に案内されて、ベッドに座る。

 

嬢「・・・。

 

あれ?

 

嬢「・・・。

 

これは?

 

嬢「・・・。

 

しゃべらねええええええええええええ!!!

俺から行くしかないのか、お金払ってんやぞ。。。

 

僕「〇〇ちゃんめっちゃかわいいね。その衣装もめっちゃ似合ってるし!かわいい!」

嬢「え、そうかな

僕「かわいいよ!ほんと!めっちゃうれしいなかわいい子とあえて!」

嬢「えへへ、そんなことないよ

(よし、やっと乗ってきたな)

 

嬢「お兄さんは何やってる人?

僕「僕はねぇ、ソーラーパネルの設置をする仕事をしてるんだよ(いつも言う嘘)」

嬢「へぇ!ソーラーパネル!すごいね!

 

あれ?

 

嬢「ソーラーパネルって実際には見たことないんだよね。

 

ん?

 

嬢「どこに設置に行ったの?

 

脱がねぇえええええええええええええええええええええ

なんなんだよ!時短なの?下手なの?

 

僕「ぬ、脱がせてもいい?」

嬢「うん、いいよお

 

ここまで15分くらい。なげーよ。

 

その後はお風呂入って身体洗ってもらってと流れよく。

 

全部僕始動。

いや、一般の子とのセックスならわかる。

ここはお店やで?

 

なんで俺がフルで気を使いながらしなきゃいけないんや。。。

 

成城石井、バックなどをし、騎乗位してもらおうかなと言うと

 

嬢「・・・。」めちゃめちゃ暗い顔

 

え、なにそれ。バッド入った?さっきまでアヘアへしてたじゃん。

その表情を見た瞬間俺の棒はしなしなに。

 

嬢「立つ?

 

僕「わ、わからない」しこしこ

 

僕「舐めてもらったたつかな~?」

 

 

嬢「やだ!やだやだやだ!絶対やだ!自分のま〇こに入ったのなんて舐めたくない!!!!

 

 

ヒエッ

 

ちん棒「ふにゃあああああ」

 

僕「わ、わかった。わかったよ。おわりにしよう」

 

 


嬢「お兄さん面白い人で良かった~。楽しかったよ

本当かよ・・・

僕「また来るよ(可愛いし、安いから一応キープかな)」

嬢「あー、来週実家に帰るんだよね

僕「あ、そうなんだ。」

嬢「もしかしたら帰ってくるかも(棒読み)

僕「そ、そうなんだ。もし戻ってきたら探して指名するよ」

嬢「うん、そうしてね」暗い表情

 

な、なにがあったんだ。。。。。

 


たぶん、二度と会わないだろうな。(いろんな意味で)


風俗は一期一会。
こんな奇妙な出会いもたまにはある。

 

店から出ると、まったく違った景色があった。

やっぱり今の出来事は幻想だったんだ。

俺は狐に化かされたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思い込んで帰ることにした。


こういうよくわからない出会いも風俗の醍醐味かもしれない。

たまには下調べせずに飛び込んでみてもいいかも?


でもやっぱり帰りの車の中では後悔に近い感情が渦巻いているのであった。


traveling どこへ?
traveling 行くの?
遠くなら 何処へでも。。。